
ご報告が遅くなりましたが、9/21、22、23の三日間無事終了いたしました。
島をあるき 人を訪ね 暮らしのなかにある 表現に触れる
と呼びかけて、今回15人の方々にご参加いただきました。
参加者の方々の多くは初めて豊島に来る方で、「豊島」と聞いて、瀬戸内国際芸術祭のことが浮かんだり、産業廃棄物が投棄された事件の事を知っていたり、でも、島を歩いた事はなかったという方々でした。
合宿では、さまざまなメディアを通じて豊島の景色や歴史について共有し対話するという目的のもと、上映会、ワークショップ、見学会、座談会を開催しました。




ワークショップではNPO法人記録と表現とメディアのための組織「remo」が考案したremoscope* 6つのルールに従って撮影。
撮影後はそれぞれの視点で切り取られた映像作品を皆で鑑賞し、話しをする。そこで交わされた会話というのは、それぞれの方の日常の沿線上で見付つけみつめた豊島の景色でした。




てしま上映会では、島の住民のみなさんよりお借りした写真をデーター化しスライドショーにした映像を上映。
集まったみなさんの「あ、○○さんや!」「あ、ここ○○や!」とお話が始まり、合宿参加者は、意味はわからないのだけれど(笑)一緒に笑い、和やかな時間を過ごしました。


また、豊島産業廃棄物処理場とこころの資料館への見学は、離れていたところでは見えなかった現実について、考えるきっかけとなりました。


また、NPOハートアートおかやまの田野智子さんをお招きし、田野さんのこれまでの実践してきたプロジェクトの一部をお話いただきました。
複数年に渡った地元の方々と連携しながらの、根を張った活動。
その種まきのような活動が、すこしづつ今芽を出してきているのだと思います。
今週末は池上秦川邸にて「通学路と寄り道」開催があるようです。

密かに合宿参加者のみんなが楽しみにしていた豊島盆踊りの練習会。

合宿最後には地元の方のご好意で壇山の夜景も。

食事は豊島のお母さんの島の食材を使ったおいしいご飯をいただきました。

この3日間の合宿の記録は参加者のみなさんと作成してゆく予定です。
そして、てしまのまど、これからもゆるりと、様々な窓を開いてゆきますので、どうぞよろしくおねがいします。

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