2012年09月12日

凧名人

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豊島には家浦と唐櫃と甲生という3つの集落があって、そこからまたそれぞれ、浜と岡に別れていて、距離的には近いのだけれど、暮らしていると、それぞれの地区の色とか匂いのようなものを感じます。
それはその区切りが行政的ではなく、自然発生的に起きた地区のように感じるのです、土地のカタチとか、人々の生業とか。。

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建物があったことを標す地神さんも、それぞれに少しずつ在り方の違いを感じたりします。


昨日は隣の集落に住む90代の凧名人の方にお話を伺ってきました。
凧づくりは子供の頃から初めて、大人になってから、全国の凧大会を行脚し、今なお現役。

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膨大な数の凧を見せていただいたのは勿論のこと、デッサンや、凧大会の写真を見せていただきながら、若い頃家族を養うために仕事をしながらも、凧を続けるにあたって、仕事の他になんでもした話し。そのお話の中に、この島で暮らしていく事の、発明や意地がみっちり詰まっていて、そのことと、凧へむける情熱と技術がその方でしかなし得ない在り方で実践されているのです。


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凧以外の子供用に作ったおもちゃや籠の隅々に工夫と素材への愛情が現れていて、それはご本人にとって当たり前の事なのかもしれないのだけど、私は見ていていちいち背筋が伸びる思いでした。

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これがいわゆる「豊島凧」だそうです。原型は「駿河凧」とのこと。
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2012年09月08日

豊島盆踊り

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ついこの前まで稲の花が白く小さく粉を吹くように咲いていたとおもったら
家浦の浜の田んぼではぽつぽつと稲刈りが始まりました。
朝夕は浜からの風が吹いて心地よい豊島です。


今夜は豊島盆踊りの練習会に参加。
今日は風がきもちいいからといって、小学校の運動場で練習しました。
太鼓も今日は軽トラの荷台に積んで、軽トラを囲んで踊るの。

豊島盆踊りの音頭はなんとも色っぽくて、いろんな歌詞があるのですが、豊島のいろんな場所から臨む景色を唄ったところが私は好きです。
踊り本番のときは、歌い手は番傘をさして唄うのですが、それがまた何ともかっこ良くって、、でも、なんでだろうとおもっていると、音を反響させるためなのだそうです。
それから、昔は仮装して踊ったとか。それも、子供の頃、こっそり大人の着物を隠して夜になって着替えて変装しておどるのがたのしかったとか。休憩中いろんなお話を伺えました。

豊島音頭の踊りは、難しくてなかなか習得できずにいたのですが、
なんだか今日は豊島踊りマスターに囲まれたせいか、上達できた気がします。

第二と第四土曜日に保存会が豊島小学校でおこなっています。
次回は22日。てしまのまどの合宿の2日目にあたるので、合宿参加者も練習に混ぜていただこうとおもっています。


今稲刈りをしているのは、早稲のコシヒカリ。
このあとヒノヒカリとかキヌヒカリというのもあるのだそうです。

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2012年08月31日

豊島の古い写真収集中です

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お盆に豊島に来たときには花が咲き始めていた稲、8月が終わろうとする頃には黄金色になってきていて...
そんなことを、恥ずかしながら、まったく知らなかった。

毎日、近くのたこ焼き屋さんであれこれお話ししたり、あるいたり、自転車に乗ったり。
そうしながら行き交う方々に古い写真ありませんか?とナンパ中(笑)
「うちにはそんなに古いのないよ、、」とおっしゃりつつも、ご自宅にあげていただき、写真を広げるとやっぱりいっぱい出てきます。

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昔の浜の写真や、祭りの写真。集合写真。ほかにもいっぱい。


写真の背景について、知りたくて仕方ないからいちいちお話を伺うと、昔イカ漁が盛んだった頃の事、石工が沢山居たこと、祭りのとき浴衣を着て太鼓を担いでいたのが、法被になった経緯などまるで昨日の事のようにおはなししてくださいます。
一緒に聴いていると本当にたのしそうで、景色が見えてくるようで、そうしてそのおはなしのなかには、この島で暮らしてゆく事の発明ばっかりで。

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それはもう、写真をみながらめくるめく過去の景色が現れるわけで、聞いててたのしくなってしまうわけです。


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たこ焼き屋さんは日がな人がふらりと立ち寄る場所で、私もついいってしまう場所です。
たこ焼きもめちゃおいしいけど、自家製ところてんがめちゃおいしいの!


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そして写真をあずかり、お野菜や、手作りの保存食までいただいてしまったり(笑)


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豊島の畑のあちこちではまっすぐに伸びた胡麻が実り始めています。

本当に日々島のいろいろな声を聞いています。






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2012年08月21日

毎日のてしまのまど、はじめます。

てしまのまどの安岐理加です。

ばあちゃんの家を片付けて、豊島でごにょごにょと住み始めて10日くらい経ちました。


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一昨日は一旦実家のある小豆島へ。
この島に渡るには、どこかしらか船に乗るのですが、土庄から島に渡るとき、もっぱら私は「てしま丸」をつかっています。
理由は、乗っている自分と海への距離がめちゃ近いから!
風が強かった昨日は結構揺れていて、船頭のおじさんが、波に負けじとぶおーっと船に勢いをつける、、
その感じがたまらなかったです。

朝だけ豊島から小豊島〜土庄 と往復する小型船。
昔はトミエイ丸という船だったので、未だに島の人は「トミエイ」といったりします。

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運ぶのは人ももちろんの事、豊島の商店で販売する食糧や飲料を運びます。

今日乗ったら、赤いつなぎの兄ちゃんが、伺うと、船頭さんの親戚でだそう、船長見習いさんかな。
最近この船を手伝うために、豊島に帰ってきたと、嬉しそうに話していました。

。。

ということで、てしまのまどのブログはじめます。
島を歩き、人とお話ししながら、ここでこの島の日々の事少しずつお伝えしてゆきます。

posted by teshimanomado at 09:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々